住宅街の高齢化、立て続けに救急車が来る
自身の町内、向かいの家に救急車が音を出さずに赤色灯だけを回転させながらやってきた。
前日には、その家の2軒隣(高齢夫婦二人ぐらし)にも、おなじような形で救急車が来て、この時は患者?さんを乗せて、サイレンを鳴らしながら運んで行きました。
今日の救急車は、奥さんを亡くされ、一人暮らしの高齢者。最近痩せてしまったと、我が家の奥さんがしきりと言っていた。
救急車の救急隊員?が何やら大きな荷物?救急用具?を背負って家の中に入っていった。
近所でなにかあるといつも黙ってはいられないお隣の旦那様がその家の中に入っていくのが見えた。
お向かいさんとは縁がなく親しくしたことがないので家の中から見守るだけ。
ご主人は、家の周りのゴミやチリ?をピンセットで集めるような綺麗好き、生真面目?な方でしたのでどうも苦手な方でございました。
しばらくして、お隣りの旦那様がその家から出てきて、近くに来て様子を見ていた近所の方達と話をしているのが見えた。笑顔も見えるので、深刻な状況ではなさそうであった。
自分もウオーキングに出かける時間になっていたのでウエアに着替えて表に出るとお隣の旦那様がまだ、外に出ていて顔を合わせたので様子を聞いて見る。
誰が電話したかはわからないが、重度の鬱病であると判明したようでした。
お向かいさんは一人暮らしなので、ご自分で救急車を要請したのでしょうか?
軽い心臓発作か何かと思っていたので驚きました。
詳細は不明だが、奥さんを亡くされてからは何に対しても興味が薄れ、気力もなくなり、食事も取れない状態になっていたのだとか。
その状況で自分で救急車を呼ぶものだろうかと少し疑問に思うけれども、高齢で配偶者を亡くした男性の一人暮らしの厳しさは他人事ではなく身につまされる。
一人娘さんは結婚されて本州のほうにおられるようですので余計に厳しいように感じました。
家に対して強い執着を感じさせるご主人ですので、娘さんのところへとは簡単にはならないでしょう。
ウオーキングに出てしまいましたので、その後、救急車がどのように去ったのかはわかりませんでした。
老後の不幸の形はさまざまです。
何事にも執着せず、老いを噛み締めながら、風に舞う木の葉のように、誰かのアドバイスに従順に従い、流されて行くしかありません。
by ksway | 2016-09-18 16:56 | 出来事