奥さんの旅行で取り残され、戸惑う
昨日、奥さんが幼馴染と東京へと遊びに出かけた。
3泊なのだが、何度経験しても1日目は一人という状況に慣れるまで戸惑う。
いつものように、奥さんがカレーを大量に作り、鍋ごと冷蔵庫に入れて出かけて行く。はじめて旅行に出かける時に何がいいと聞かれてカレーと答えたのが始まり。
奥さんはもう、カレーしか頭にないように見えておもしろい。
野菜(惣菜?)も何種類かを冷蔵庫に入れておいてくれる。
何もしなくても外食もあるし困らないと毎回言うのに、なぜか作り置きして出かける。
それで、自分も食事に楽しみを求めるようなタイプではないし、もったいないので3食カレーの生活が3日続く。
今の炊飯器は良くできていて一度炊いたご飯が3日目でも保温されていて普通に食べられる(食べている自分がおかしいのか・・・不明)。
そのご飯の上に冷え冷えの冷蔵カレーをのせ、そのまま食べる。面倒なのでレンジで温めたりはしない。
二人暮らしだと、大げさに言えば、世界の半分づつを分担して生きているようなもの。
だから、どちらが欠けても成り立たないような生活になっている。
もし奥さんが先に逝ってしまうと、こんな生活なんだなと良く理解出来る。本当にそうなってしまったなら、自分は絶対長くは生きられないなとつくづく思う。
ただし、一人になっても、女性のほうが圧倒的に強い生き方ができることは見たり聞いたりして知っている。
いずれにしても、うんと年老いてしまえば、どこかへ行きたくても体力的に無理になるだろうし、なにか体に不調を抱えれば行動範囲も制限されてしまう。
だから、特に奥さんには今のうちに行きたいところへ行き、食べたいものを食べ、欲しいもの(高いものはもう、無理)は買うようにと勧めている。
夫婦が、よく相手の存在を空気のようなものと表現するのを見るけれども、そのとおり。目には見えないが、その空気が半分なくなってしまうと何とも息がしづらいし、酸欠で長くは生きられない。
女性は新しい空気を取り込む術を持っているけれども、自分にはそんな器用さはない。
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by ksway | 2016-09-24 09:35 | 出来事