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「裁判しても意味がない」 親たちが署名に走る

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民事訴訟で被告側のとる態度は決まっている。

それは隠蔽であり、黙秘、嘘。

裁判未経験の人は弁護士とか裁判官とかに対して、何か真実を見つけてくれる、正義のために動いてくれるというイメージを持っているけれども、それはとんでもない間違い。

密室的な空間で起きた物事は当事者しか知らない事実ばかり。


先日のネットに紹介されていた気の毒な母親の件


子供の死因に疑問があり、相手側に責任があると裁判したところで、相手の過失や犯意を、証拠を示して証明できない限り負けてしまいます。

ただ負けるならまだしも、原告の訴えには根拠がないとか・・・つまり嘘の主張をしているという形で裁判は敗訴し、子供を失ったうえに二重に傷つけられ、弁護士や裁判に要する多額の費用まで無駄にしてしまいます。


自身の経験でケースは違うけれども、相手のひどい嘘に証拠を示して反論できなかったばかりに、判決文に堂々と、その嘘を事実と認定して記載され、二重の苦痛を味わった経験があります。

被告の弁護士が嘘を真実と主張してくるのです。弁護士とはそういう職業なのです。


被害者はどこまでも、やられ損、弱い存在なのです。


民事裁判を提起しますと、内容の事実を証明する責任はすべて原告が負うことになっており、証拠収集は自己責任です。


弁護士とか裁判官とか偉そうにしてるが、なんのことはない証拠、証明がすべて。


誰でも判断できそうなことを難しい言い回しで決着させるだけの場が裁判と思っていれば、訴訟をおこして無駄に彼らに儲けさせて嫌な思いをせずに済むということ。


十分な証拠もない状況で弁護士に相談して、それで引き受けるような弁護士なら、ただの金儲けと思っていいぐらい。

もちろん、相手側の出方によっては和解に持ち込んで、謝罪の言葉など引き出すことができると見通せる場合もあるが、その辺の判断は弁護士の経験の豊富さがものを言う。


それだけの洞察力のある弁護士にたどり着けるだろうか。

まず、無理と思ったほうがいい。


勝てない裁判なら、気の毒だけれども勝てそうもないと告げ、裁判というものはそういうものなんですと、はっきり言ってくれる弁護士のほうが余程良心的でまともだと思う。


記事の母親が署名に動くのは、自分に利益はなくとも、これからも続くであろう、つらい思いをする人を救済したいとの思いからでしょう。

不幸で辛い経験をしながらなお、他者を思いやるという行為に頭が下がります。






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by ksway | 2016-09-26 10:45 | 世の中のこと