信じられない出来事
先月、奥さん宛に名の知れたネット銀行から1通のハガキが届きました。
10年以上も出し入れのない休眠口座があるとの内容。
それには口座番号や残高が載っていました。数万とかいうのであれば、ああそうかとなりそうなものですが、100万単位で金額があまりに大きい。
奥さんはネット銀行を信用していなくて、口座を作るようなことはないと日頃から言っていたので、口座があること自体、身に覚えがなかったらしいのです。
それで、詐欺ハガキのようなものと思い、破り捨てようとしたのですが、とりあえず見せるだけ見せてみようと、2階に持ってきて見せてくれたのです。
自分も見て、怪しい感じがしました。
何か手の込んだ詐欺ハガキだろうと思いました。奥さんは捨てておいてと、ハガキを残して階下へ戻っていってしまいました。
そのまま、ゴミ入れに捨てたのでした。
しばらくして、10年前ごろと言えば、奥さんが重いうつ病で通院していた時期にあたることを思い出しました。
お金のことはすべて奥さんがやっておりましたので、銀行がらみで、銀行(地銀)で勧められるままに投資話などに乗り、口座を作らされたが記憶に残っていないこともあるかも・・・。
捨てたハガキを拾い、その銀行を検索し、相談センターのようなところに一応メールを送ってみました。
「詐欺ハガキと思われるが万一ということもあると思い、お問い合わせいたします」とハガキの内容を書いておきました。
翌日、「そのような問い合わせにはメールではお答えできませんので電話をかけてください」とのことで電話番号が書かれておりました。
99%は詐欺ハガキと思っていましたので、相談センターも教えられた電話番号も、すべて詐欺なのではないかとまで疑っておりました。
奥さんが教えられたところに電話しますと、一通り本人確認のようなやり取りの後、「口座は確かにあり、通知したのは銀行で、残高も正しい」との返答だったようです。
口座を解約するのであれば手続きの書類一式送りますとのことで、そうお願いして話が終わりました。
それを聞いて、詐欺にしては手が込んでおり、どの部分で「詐欺行為」に及ぶのかといろいろ考えておりました。
数日後に解約のための書類が届きました。住民票まで要求する本格的?なものでしたので、この時点で初めて、もしかすると本物かもしれないと思い始めました。
書類返送後、数日でなんと、その大きな金額が指定の口座に振り込まれました。
今でも、奥さんは、その口座について身に覚えがないと言います。
「もともと、無かったお金なんだから、山分けして小遣いにしよう」・・・と奥さんが気前の良いことを言いますので二つ返事で乗っかってしまいました。
人に優越感を与える内容でなければブログのアクセス数は伸びないと聞いておりますので、ただでさえ少ないアクセス数が風前の灯になりそうですが、自身にとっては大きな出来事でしたので書いてみました。
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by ksway | 2019-12-09 11:45 | 出来事