以前から突発性頻拍の心臓の持病があってウオーキング中に発症して氷点下の中、1時間以上も座り込んで、発作が治るまで、じっとしていた経験などを書いていました。
今回は喉、気管の奥の異常で呼吸困難に陥った話。
今は白樺やライラックといった樹木の花粉が飛ぶ季節です。以前からライラック花粉のアレルギーがありますので鼻水が毎日のように続き、くしゃみや咳、目の痒みも多くなります。
昨日のウオーキング。
終盤で自宅まで600m付近でしょうか、喉の奥、首筋の奥あたりにむず痒さを感じ、咳き込みました。
いつもですと数回で収まるのが一向に改善せず、気管が狭くなったようで呼吸がしづらくなり、ついには喉がヒューヒュー音をたて、空気が吸えないような状態になりました。
アナフィラキシー発作のイメージでした。
これはまずいと思い、意識のあるうちに道路上に倒れ込んで誰かに救急車を呼んでもらうしかないと思いました。
あと10mも歩きますと車の通りの多い道に出ますので急ぎ、車の列をみますとちょうどタクシーが通りかかりました。手を挙げて止めて乗り込み、さて、行き先を病院にしようか自宅にしようかと一瞬迷いました。
まだ微かに空気が吸えていましたので病院に向かうにしても、その途中に自宅がありますので、とりあえず自宅住所を告げました。
まともな発声ができませんので、発声の異様さにドライバーさんも驚いたと思います。
走り出して間も無く、少し吸える空気の量が増えた感じになり、このまま落ち着くかなと期待していました。
自宅に着いた時には普通に空気が吸える状況まで回復しておりました。
奥さんは喘息の持病がありますので30歳代の頃、発作で呼吸困難に陥ったことがあり、状況を説明しましたら、自分の時と全く同じだと言われました。
息が止まりそうになった時、考えたのはただ、死ぬんだな、こうして何気ない瞬間に死んでいくこともあるんだなということでした。
人生も振り返らず、奥さんや娘たちのことも頭に浮かばず、ただ、平凡な日常の風景の中、このまま死んでいくんだなと思うのみでした。
# by ksway | 2024-05-17 10:48 | 健康のこと